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微小血管狭心症のバイオマーカーを世界で初めて同定 -診断方法確立・治療法開発へ一歩前進-
下川 宏明センター長(東北大学大学院医学系研究科循環器内科学分野 教授)の研究グループは、これまで診断が困難であり、治療方法の確立の重要性が認識されてきた「微小血管狭心症」に対して、血中セロトニン濃度が新規のバイオマーカーとなる事を明らかにしました。
本研究は、現在診断のバイオマーカーが確立されていない微小血管狭心症の新規のバイオマーカーを同定した重要な報告であり、診断が困難であった微小血管狭心症の診断能の向上、未だ明らかとなっていない微小血管狭心症の病態解明、治療への応用などへとつながる事が期待されます。
本研究成果は、2016年10月2日に、欧州心臓病学会(European Society of Cardiology, ESC)の学会誌であるEuropean Heart Journal誌に掲載されました。