東北大学病院臨床研究推進センター

Clinical Research, Innovation and Education Center, Tohoku University Hospital

東北大学病院臨床研究推進センターは、医学系の研究開発をサポートするとともに、基礎研究の成果を臨床の場に実用化する橋渡しをいたします。

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センター長挨拶

 東北大学では、医工学を中心とした開発研究を目的として平成15年度に先進医工学研究機構(TUBERO)が設立されました。平成19年度に本機構を母体として未来医工学治療開発センター(INBEC)が設置され、平成24年度にINBECと東北大学病院治験センターが統合することにより、トランスレーショナルリサーチ(橋渡し研究)拠点として東北大学病院臨床研究推進センター(CRIETO)が設置されました。現在、CRIETOは新たな医薬品や医療機器、再生医療を生み出すために必要なすべての支援体制を整えた総合センターとなっています。

センター長 青木 正志 写真

センター長
青木 正志

東北大学大学院 医学系研究科
神経内科学分野 教授

 CRIETOは医学系・歯学研究科のみならず医工学研究科などの学内各部局と連携し基礎シーズの積極的な取り込みを図っています。各部門ではその専門性を生かし、早期シーズの探査から実用化までのそれぞれのフェーズを担当するとともに、他部門と連携することで有機的かつ効率的にアカデミア研究者のシーズを形にします。また、CRIETOは、臨床研究中核病院事業をはじめとした東北大学病院が担う臨床研究の推進に貢献するとともに、がんや希少疾患に対する医薬品開発や医療機器開発を通じて、東北大学における産学連携の核となりその活動を広げています。

 医薬品・医療機器の開発のスピードは年々加速され、そのグローバル化も顕著です。また、新たな医薬品・医療機器を開発するためには医学にとどまらず、幅広く他分野と連携することが必要です。この状況を考えると、基礎シーズを持ち、他分野との連携が融合的に図れるアカデミアの存在がますます重要となってきています。しかしながら、アカデミアの研究を最終的な形にするには、シーズの拾い上げだけでなく、研究者が臨床研究・試験を進め、出口に至るまでの支援が不可欠であり、CRIETOのミッションはまさにここにあります。

 病気に苦しむ患者さんに新たな治療の選択肢が得られるよう、CRIETOはできるだけ多くのアカデミアのシーズを形として、医療現場に届けてまいります。
 皆様のご協力・ご支援を、どうぞ宜しくお願いします。

センター長 青木 正志 プロフィール

【学歴】

  • 昭和59年 4月 東北大学医学部医学科入学
  • 平成 2年 3月 東北大学医学部医学科卒業
  •  同 年 4月 東北大学大学院医学研究科(内科学専攻)入学
  • 平成 6年 3月 東北大学大学院医学研究科 修了

【職歴】

  • 平成 6年 4月 東北大学医学部附属病院神経内科 医員
  • 平成 8年 4月 米国ハーバード大学医学部マサチューセッツ総合病院神経内科研究員
  • 平成10年 7月 ハーバード大学医学部神経内科 教官 (Instructor in Neurology)
  • 平成10年 9月 東北大学医学部附属病院 助手(神経内科)
  • 平成19年 6月 東北大学病院 講師
  • 平成23年 2月〜現在 東北大学大学院医学系研究科教授
  • 平成24年 4月 東北大学病院病院長特別補佐(研究担当)
  • 平成24年 4月 東北大学病院臨床研究推進センター 副センター長
  • 平成26年 4月 東北大学病院 副病院長(研究担当)
  • 平成26年 4月〜7月 東北大学病院臨床研究推進センター 情報政策部門部門長(兼任)
  • 平成27年 4月 東北大学病院 病院長特別補佐
  • 平成29年 1月〜現在 東北大学病院臨床研究推進センター 臨床研究ネットワーク部門部門長(兼任)
  • 令和5年 4月 東北大学病院臨床研究推進センター センター長

【現在進行中の大型研究費・補助事業等】

  • 厚生労働科学研究費補助金難治性疾患克服研究事業、肝細胞増殖因子による筋萎縮性側索硬化症の新規治療法開発 研究代表者
  • 厚生労働科学研究費補助金難治性疾患克服研究事業、希少難治性筋疾患に関する調査研究 研究代表者

【研究課題や実績など】

  • 神経・筋難病、特に筋萎縮性側索硬化症および遠位型ミオパチーなどの希少疾患の病態解明とトランスレーショナルリサーチを進めており、東北大学病院でファーストインヒューマン試験を医師主導治験等で行っています。
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