東北大学病院臨床研究推進センター

Clinical Research, Innovation and Education Center, Tohoku University Hospital

東北大学病院臨床研究推進センターは、医学系の研究開発をサポートするとともに、基礎研究の成果を臨床の場に実用化する橋渡しをいたします。

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ヨーロッパ心臓病学会学術集会で、下川センター長が「William Harvey Lecture Award」を受賞することが決定しました

今年のヨーロッパ心臓病学会学術集会(8月31日~9月3日、バルセロナ、スペイン)で、下川宏明センター長(東北大学大学院医学系研究科 循環器内科学分野 教授)が「William Harvey Lecture Award」を受賞することが決定しました。

 

ヨーロッパ心臓病学会(European Society of Cardiology, ESC)は、会員数約8万名の世界最大の学会で、日本循環器学会を含む世界94の国・地域の循環器学会が加盟しています。

 

ESCでは、毎年、基礎研究・臨床研究・疫学研究・インターベンション研究の4分野から一人ずつ、卓越した研究者を表彰しています。

 

基礎研究分野の「Williams Harvey Lecture Award」は、血液循環を発見した英国のWilliam Harvey(1578~1657)にちなんだ名誉ある賞です。

 

下川センター長は、虚血性心臓病の成因として重要な冠動脈攣縮の基礎研究を長年行ってきており、その分子機構が、血管平滑筋の分子スイッチの役割をしているRho-kinaseの活性化によることを世界に先駆けて明らかにし、また、動脈硬化性心血管病そのものの成因にも深く関与していることを明らかにして、現在、世界中で広く行われているRho-kinase阻害薬の創薬にまで発展してきました。今回の受賞は、このような一連の基礎研究・臨床研究が評価されたものです。

 

下川センター長の受賞講演は、初日の8月31日(日)に行われます。

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