東北大学病院臨床研究推進センター

Clinical Research, Innovation and Education Center, Tohoku University Hospital

東北大学病院臨床研究推進センターは、医学系の研究開発をサポートするとともに、基礎研究の成果を臨床の場に実用化する橋渡しをいたします。

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(株)イーストヘンプ代表取締役社長 吉川プリアンカ先生 講演会「どうしたら自分に「合格点」をつけることのできる生き方にたどりつけますか?」を開催しました

5月25日(水)18:00-19:00、今年度第2回目の未来型医療創造卓越大学院プログラム(共催:臨床研究推進センターバイオデザイン部門・医工連携イノベーション推進事業)FM DTS 融合セミナー 株式会社イーストヘンプ代表取締役社長 吉川プリアンカ先生の講演会をオンラインにて開催いたしました。
今回の講演では、吉川先生ご自身の経験から自分に合格点をつけるための生き方についてお話しいただきました。
 
吉川先生は小学生時代に生い立ちを理由にいじめを受けたことをきっかけに、自分自身の存在を否定して自己肯定感が下がってしまったそうです。転機は中学生時代に訪れ、「今の環境で合格点をもらえないのであれば、世界を目指す環境で合格点が欲しい」と考え、芸能界に入られました。このとき、他人に自分の合格点を求めているといつまでも自分の生き方に満足できないと気付いたそうです。
自分に合格点をつける方法のひとつとしては、自分の機嫌の取り方を知ることを挙げられました。誰かに幸せにしてもらおうという考えは、自分に合格点をつけられるような居心地の良い生き方に直結しません。他人以上に自分に投資することが自分の満足度、合格点につながると話されました。
また、現代社会は自分と他人との比較が容易な時代だからこそ、自分を常に大事にして自分の声を聞きながら選択をすることが重要であるという考えを示されました。ご自身の体験を交えて、「自分の生き方、正しさを判断したり、自分を定義したりできるのは自分だけ」という軸をもつことで他人からの声が気にならなくなったと話されました。
最後に、自分を知り、自分との関係性を有意義にしてマインドセットを良い方向に変えていくことで自分に合格点をつけられるようになると締めくくられました。
講演後の質疑応答では、自分との向き合い方に関して多くの質問が寄せられ、過去の自分の失敗を許す方法について問われた際には、過去の出来事は今の自分の出来事ではないため、失敗を繰り返さないように「今」を生きることが大事であると説かれました。
 
本講演会は、卓越大学院プログラムに参加する学生の他、企業の方を含む幅広い領域から学内外469名の方々にご参加いただきました。吉川先生、ご講演ありがとうございました。
 
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