東北大学病院臨床研究推進センター

Clinical Research, Innovation and Education Center, Tohoku University Hospital

東北大学病院臨床研究推進センターは、医学系の研究開発をサポートするとともに、基礎研究の成果を臨床の場に実用化する橋渡しをいたします。

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株式会社セールスフォース・ジャパン 遠藤理恵先生 講演会「ニューノーマルにおいてサステナビリティに取り組むべき理由」開催しました

3月9日(水)18:00~19:00、第12回未来型医療創造卓越大学院プログラム(共催:臨床研究推進センターバイオデザイン部門)FM DTS融合セミナー 遠藤理恵先生(株式会社セールス・フォース 執行役員 サステナビリティ&コーポレーション)の講演会をオンラインにて開催しました。

 
世界の平均気温は産業革命以前と比べ1.1度上昇しており、パリ協定(世界の平均気温上昇を産業革命前と比較して2°Cより十分に低く抑え1.5°Cに抑える努力を追求することを目指す協定)の実現のためには、2030年までの「決定的な10年間」に世界が協調して脱炭素化を推進することが重要であることなどを、IPCC(国連気候変動に関する政府間パネル)第6次報告書やCOP26の目的・論点・成果を示しながら解説されました。そして、企業がサステナビリティに取り組む理由について、サステナビリティ投資の拡大、ステークホルダーからの要求、CEOやCFOなどのリーダーの意識や役割の変化をもとに説明され、サステナビリティの実践のためにはデータに基づく中長期的計画の実行と、それに基づくステークホルダーとのコミュニケーションが大事と説かれました。
セールフォースのユニークな点は「ビジネスは社会を変えるための最良のプラットフォームである」との信念がDNAとして全社員に浸透しているところであり、自社おけるサステナビリティの取り組みで得たノウハウを他の企業に積極的に共有し、従業員の5人に1人が環境チームEarthforceのメンバーとして主体的にサステナビリティについて学ぶことで環境意識の向上や行動変容がみられていることなどを紹介されました。
最後に、気候危機はリスクでもあるが、機会(Opportunity)の話でもある。一人ひとりが正しい知識を得て、自信をもってアクションをしていってほしいと締めくくられました。
講演後は多くの質問が寄せられ活発な議論となりました。
 
本講演会は、卓越大学院プログラムに参加する学生の他、企業の方を含む幅広い領域から学内外261名の方々にご参加いただきました。遠藤先生、ご講演ありがとうございました。
 
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