東北大学病院臨床研究推進センター

Clinical Research, Innovation and Education Center, Tohoku University Hospital

東北大学病院臨床研究推進センターは、医学系の研究開発をサポートするとともに、基礎研究の成果を臨床の場に実用化する橋渡しをいたします。

フォントサイズ変更

合同会社H&L代表取締役社長 山本寛先生 講演会「日本の製薬会社(企業)はアジアや世界で勝てるのか? -企業としての変革、人としての変革、変革のタイミング ~マネジメント経験、自身の経験を中心に~-」を開催しました

8月4日(水)18:00~19:00に、第5回未来型医療創造卓越大学院プログラム(共催:臨床研究推進センターバイオデザイン部門)FM DTS 融合セミナー 山本寛先生(合同会社H&L代表取締役社長・サンバイオ株式会社シニアアドバイザー・キノファーマ株式会社顧問等)の講演会をオンラインにて開催しました。

 

山本氏のこれまでの人生でパラダイムシフトが起こった時のご経験から「人生に一度はBig Waveが訪れる。そのチャンスを生かすのはあなた次第。人それぞれ様々な考えがあるが、自分自身のリミットを超えるだけの努力をしているか。今輝いている人は皆、一度大きな壁を乗り越えている。その国にはその国の文化がある。一度、その国ことをもっと分かろうとする取り組みが大切である。特に学生のみなさんには、自分にぶれない軸をもつことで必ず成功する」とお話しいただきました。
 
2回目のシンガポール赴任から1年ほどで大幅に売上拡大に貢献し、その後も成果を上げ続けました。それだけにとどまらず、それぞれの国に適合した医薬品・医療機器、病院システムがあるのではと考えられ、製薬ライセンスのビジネスを起業しています。現地法人社長として取り組まれていたことは、「従業員の誰よりも働くこと、従業員とのコミュニケーションをとることを徹底した」また、「現地の顧客ニーズに合うものをスピード感を持って取り組む。人のコミュニケーションで垣根を作らない。企業と個人、両者があくなき追及をすることが大切。現状に満足しない」とお話しいただきました。これからの世界における日本の製薬企業の在り方として「世界のボーダーがなくなってきている。日本もアンテナを高くする必要があると考えている。これからも日本初のベンチャー企業のみならず製薬企業が世界に羽ばたくお手伝いをしたい」とお話しいただきました。最後に「強い意志、ぶれない想い。人生は一度きりだからこそ挑戦する。壁にぶち当たったら相談する」というお言葉をいただきました。
 
講演後の質疑応答では、たくさんの学生、視聴者から質問が挙がりました。そのひとつとして、「Big Waveに乗り損ねないために山本先生ご自身が常日頃やっていること意識していることは何か?どうしたらアンテナが立つのか?」という質問に対し「Big Waveが来た時に感じ取れるように、今、目の前の物事に対し何においても一生懸命取り組み、やるかやらないか?に対しては必ず“やる(YES)”を徹底している。自分自身の大きな夢=目的意識を持って行動することが大切」とお答えいただきました。
 
本講演会は、卓越大学院プログラムに参加する学生の他、企業の方を含む幅広い領域から学内外392名の方々にご参加頂きました。山本先生、ご講演ありがとうございました。
 
 
20210804_山本寛先生

ページTOPへ戻ります