東北大学病院臨床研究推進センター

Clinical Research, Innovation and Education Center, Tohoku University Hospital

東北大学病院臨床研究推進センターは、医学系の研究開発をサポートするとともに、基礎研究の成果を臨床の場に実用化する橋渡しをいたします。

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ワシントン大学(セントルイス)医学部心臓胸部外科准教授 伊藤影伸先生 講演会「アカデミックサージャンとしての国境、言語を越えたキャリア形成、自己コントロール、ワーク-ライフバランス、チームビルディング〜多様な人種、性別、言語差異の狭間で〜」を開催しました

6月30日(水)18:00~19:00に、第3回未来型医療創造卓越大学院プログラム(共催:臨床研究推進センターバイオデザイン部門)FM DTS 融合セミナー 伊藤彰伸先生(ワシントン大学(セントルイス)医学部 心臓胸部外科准教授心臓移植、補助人工心臓部門ディレクター)の講演会をオンラインにて開催しました。

 

今回のご講演では、少子高齢化が益々進む日本社会において、多様化していく人種、性別の境界を超えて、真のチームリーダーとしてプロジェクトを成功させていくためには何が必要かについてお話いただきました。

 

伊藤先生は北海道出身、東北大学を卒業後、東京及び大阪で心臓外科医として研鑚を積み、北米に渡り16年間、さまざまなご経験をされました。現在はアメリカ中西部セントルイスで、あらゆる困難な心臓手術に取り組み、心臓移植及びECMOチームの形成にリーダーとして尽力してこられたとのことです。キャリア形成及びチームビルディングに対する考えについて、ご自身のご経験に基づき、言語の違いの解決策や、差別に対する知識を高めることおよび自己コントロールの重要性についてお話いただきました。

 

講演後の質疑応答では、たくさんの学生、視聴者から質問が挙がりました。そのひとつとして、「キャリアを支援する人・環境に助けられたとのことですが、アメリカにはそのようなシステムがあるのでしょうか?」との質問に対して、「指導者にとって、学生・レジデントを指導するのは、自身の評価の大事な要素であり、良い教育が正の連鎖を起こしていく基になる」とご回答いただきました。

 

本講演会は、卓越大学院プログラムに参加する学生の他、企業の方を含む幅広い領域から学内外474名の方々にご参加頂きました。

伊藤先生、ご講演ありがとうございました。

 

伊藤先生

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