東北大学病院臨床研究推進センター

Clinical Research, Innovation and Education Center, Tohoku University Hospital

東北大学病院臨床研究推進センターは、医学系の研究開発をサポートするとともに、基礎研究の成果を臨床の場に実用化する橋渡しをいたします。

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Nishith Chasmawala氏 講演会を開催しました

6月22日(木)、スタンフォードインドバイオデザインフェローの卒業生で、医療機器ベンチャー企業Consure Medical社のCEOとして活躍されているNishith Chasmawala氏より、「発展途上のインドから医療機器開発の挑戦、創業者として学んだこと」と題してご講演いただきました。

 

ConsureMedical社は、患者さんの便尿失禁に続発する様々な合併症の防止、看護・介護の負担を軽減することを目的としたデバイスを開発し、2013年に起業し、すでに米国、インドで薬事承認を得て、販売を開始しております。

 

Nishith Chasmawala氏からはバイオデザインを学んでから起業し、販売に至るまでの経緯、とくに医学的エビデンス、主要なユーザーとなる看護師の評価はもちろん、知財、規制、医療経済効果についてお話しいただきました。それに加えて、仙台からグローバルにインパクトを与える医療機器を創る文化を、とのエールをこめてアントレプレナーとして重要なことを3点お話しいただきました。

 

・起業家として成功するか否かは、その「情熱」にかかっている

・同じ志を持ち、苦楽を共にする仲間は大変重要である

・綿密な分析と計画性、そして豊かな創造性、両者をバランスよく駆使ししていくことが重要である 管理機器で約10年、高度管理機器では約15年製品が医療の標準になるまでかかるが、規制対応や治験までのむしろ”controllable”な部分は短く、その後、一つの製品をいかによさを理解し、購入してもらうかに繋がる点ははるかに多くの不確実性を伴う、”uncontrollable”な点が無数にあるものである

 

終了後は学生さんを含めて親交を深めました。Start upのCEOならではの深い、熱い、わたくしたちも仙台でがんばろう、と勇気づけられるセミナーとなりました。

 

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