東北大学病院臨床研究推進センター

Clinical Research, Innovation and Education Center, Tohoku University Hospital

東北大学病院臨床研究推進センターは、医学系の研究開発をサポートするとともに、基礎研究の成果を臨床の場に実用化する橋渡しをいたします。

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第4回みちのくCRC研修会を開催しました

11月26日(土)に、ラコパ福島(福島県福島市)にて第4回みちのくCRC研修会「ICH-GCP施行から20年…この先へ」を開催しました。東北地方だけでなく全国から90名の参加があり、臨床研究やCRCの役割について関係者による講演、ディスカッションを行いました。

 

前半の基調講演では、はじめに大分大学医学部臨床薬理学講座 上村尚人 教授(附属病院臨床薬理センター長)より「ICH-GCP20年の振り返り、今後に向けて」というテーマで、ご自身の経験を踏まえ、医学研究の歴史を振り返りながら、これまでの臨床研究のガイドラインや考え方、そして今後についてご講演いただきました。

次に日本製薬工業協会の吉村千代 氏に「製薬協GCP改正のQMSに関する話」をテーマに企業側(治験依頼者)の立場からGCPの改正についてとその中でも特にQMS(品質マネジメントシステム Quality Management System,QMS)について詳しくご講演いただきました。

 

後半のみちのくセッションでは、株式会社EP綜合 仙台支店 サイトマネジメント課の佐藤通治 氏より「SMOのこれまで と これから」、福島県立医科大学附属病院 臨床研究センター 事務局の横田崇 氏より「非医療スタッフの活躍の場の拡大」、青森県立中央病院 治験管理室 主査 小田桐正典 氏より「青森県立中央病院治験管理室9年の歩み」、千葉大学医学部附属病院 臨床試験部 CRC室(日本臨床薬理学会認定CRC)荒屋敷亮子 氏より「どうしよう?Risk-Based monitoring」をテーマにそれぞれのお立場から、各組織での取り組みについて、ご講演いただきました。セッションの最後には総合討論も行われ、積極的な意見交換がなされました。

 

最後に福島県立医科大学附属病院 臨床研究センター 副センター長(病院教授)稲野彰洋 氏より「福島県立医科大学 震災6年目からの挑戦」をテーマに福島県立医科大学の紹介と新たな取り組みについてご講演いただきました。

 

全体を通して、臨床研究のガイドラインやCRCの役割、各機関の取り組みなど、貴重な議論が展開され、盛況のうちに終了しました。

 

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総合司会
CRIETO教育部門 奈良正之 部門長

 

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開会の挨拶
福島県立医科大学附属病院 臨床研究センター 稲野彰洋 副センター長

 

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基調講演 1
大分大学医学部臨床薬理学講座 上村尚人 教授
(大分大学医学部附属病院臨床薬理センター長)

 

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基調講演2
日本製薬工業協会 吉村千代 氏

 

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みちのくセッション 座長
左:CRIETO 臨床研究実施部門(日本臨床薬理学会認定CRC)相澤千恵
右:福島県立医科大学附属病院 臨床研究センター 稲野彰洋 副センター長

 

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株式会社EP綜合 仙台支店 サイトマネジメント課
佐藤通治 氏

 

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福島県立医科大学附属病院 臨床研究センター 事務局
横田崇 氏

 

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青森県立中央病院 治験管理室 主査
小田桐正典 氏

 

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千葉大学医学部附属病院 臨床試験部 CRC室(日本臨床薬理学会認定CRC)
荒屋敷亮子 氏

 

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福島県立医科大学附属病院 臨床研究センター 副センター長(病院教授)
稲野彰洋 氏

 

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閉会の挨拶
CRIETO教育部門 奈良正之 部門長

 

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会場の様子

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