
活動報告
伊藤治郎氏 講演会を開催しました
3月2日(木)、セイコーエプソン株式会社にて液晶プロジェクターの開発・製品化を手がけられた伊藤治郎氏(現 R&Dコンサルティング)をお迎えし、「イノベーションへの道のり ~商品開発・新規事業立ち上げ、30年で学んだこと ~」についての講演会を開催しました。
1989年に世界初の液晶プロジェクターを商品化したものの、市場ニーズを掴むことが できず挫折。
起死回生を図るために僅か6名までに縮小した設計部隊を率い、ターゲット市場を再 設定し高い開発目標を掲げなからパソコン用プロジェクターを商品化することで現在は3割の世界市場シェアを持つまでにビジネスを成長させることができたそうです。
これらの経験を踏 まえイノベーションを起こすための要素として
1)失敗を分析し市場ニーズの流れを読むことの重要性、
2)組織存続の危機にある際のリーダーシップのあり方と人財の育成法、
3)コア技術の保有と特許戦略
などについてご講演をいただきました。
参加者からも組織のリーダーシップ、製品の差別化をどのように実現していくのか、市場立ち上がりから成熟期までの特許戦略などについて質問が相次ぎ、活発な意見交換がなされました。
伊藤治郎氏