
活動報告
平成27年度国産医療機器創出促進基盤整備等事業シンポジウム「イノベーション時代におけるアカデミアと産業界のパートナーシップ」を開催しました
11月21日(土)グランフロント大阪北館において、「イノベーション時代におけるアカデミアと産業界のパートナーシップ」をテーマにシンポジウムを開催しました。
関西地区で初めての開催となりますが、関係者を含めて全国から約70名の参加がありました。シンポジウムでは、日本国内の大学病院における医療機器開発について関係者による講演、ディスカッションを行いました。
午前の部では、大阪大学医学部附属病院 未来医療センター副センター長 名井陽先生に「ARO拠点を介した医療機器開発の支援」、京都大学医学部附属病院 先端医療機器開発・臨床研究センター医療機器開発支援室室長 清水公治先生に「イノベーション創出における産と学の役割」というテーマでご講演いただきました。
続いて、東北大学病院副病院長・CRIETO副センター長 冨永悌二 教授が「CRIETOについて」、東北大学大学院医学系研究科附属創生応用医学研究センター分子病態治療分野 宮田敏男 教授が「医療機器開発における産学連携のあり方〜臨床現場での最適化〜」と題して講演しました。
最後に厚生労働省医政局経済課 課長補佐 医療機器政策室長補佐 徳本史郎 氏よりご挨拶をいただき、昼食時には参加者同士の交流を行いました。
午後の部ではCRIETO開発推進部門 池田浩治 部門長が「医療機器開発人材育成の取り組み」と題して、講演とディスカッションを行いました。ディスカッションでは、開発推進部門が運営する人材育成講座に参加した4名が登壇し、人材育成講座の魅力や改善点、これから期待することについて意見をいただきました。
続いて、CRIETOバイデザイン部門 中川敦寛 副部門長が「『真の』アンメットニーズ探索、『ほしかった』価値創出のためのプラットフォーム」と題して講演しました。講演の最後にはバイデザイン部門が運営するASU(アカデミック・サイエンス・ユニット)に参加した2社からプログラムに参加した経験談及び期待することを具体的にご紹介いただきました。
各セッションを通して、行政、企業、研究者、大学からみた医療機器開発について貴重な議論が展開され、盛況のうちに終了しました。
シンポジウムの様子
大阪大学医学部附属病院 未来医療センター副センター長 名井陽 先生
京都大学医学部附属病院 先端医療機器開発・臨床研究センター
医療機器開発支援室室長 清水公治 先生
東北大学病院副病院長・CRIETO副センター長 冨永悌二 教授
東北大学大学院医学系研究科附属創生応用医学研究センター
分子病態治療分野 宮田敏男 教授
厚生労働省医政局経済課 課長補佐 医療機器政策室長補佐 徳本史郎 氏
CRIETO開発推進部門 池田浩治 部門長
ディスカッションの様子
CRIETOバイデザイン部門 中川敦寛 副部門長
株式会社フィリップスエレクトロニクスジャパン
ヘルスシステム IS ビジネスグループ部長 小山克彦 氏
富士フイルム株式会社
メディカルシステム開発センター 主任研究員 桑原孝夫 氏