
活動報告
厚生労働省補助金事業「国産医療機器創出促進基盤整備等事業」平成26年度 シンポジウムを開催しました
2月28日(土)TKP東京駅大手町カンファレンスセンターにおいて、「アカデミアから始まる医療機器開発」をテーマにシンポジウムを開催しました。
全国から約80名の参加があり、シンポジウムでは、日本国内の大学病院における医療機器開発について関係者による講演、パネルディスカッションを行いました。
第1部では、厚生労働省医政局経済課 高尾洋之氏に「医療機器開発を巡る最近の状況」と題してご講演いただきました。その他、国内他拠点(国産医療機器創出促進基盤整備等事業 全11拠点)の状況として、岡山大学と九州大学の取り組みについてご紹介いただきました。最後には「アカデミア発の医療機器を開発するために、今、何をすべきか」というテーマで総合討論を行いました。
第2部では東北大学開発シーズの紹介、医療機器開発に必要な人材及び育成講座の紹介、ASU(アカデミックサイエンスユニット)の紹介のあと、PMDA医療機器審査第二部長 鈴木由香氏に「PMDA相談の効果的な利用法」と題して、医療機器開発の流れの中でどんな時に、どのようにPMDAを利用していけば良いのかをわかりやすくご講演いただきました。ASUの紹介には実際にプログラムに参加された企業と参加予定の企業が登壇され、経験談及び期待することを具体的にご紹介いただきました。
第3部では2部の登壇者をはじめ、東京女子医科大学の村垣善浩氏に参加いただき、「アカデミアから始まる医療機器開発」と題してパネルディスカッションを行ないました。
各セッションを通して、行政、企業、研究者、大学からみた医療機器開発について貴重な議論が展開され、盛況のうちに終了しました。
シンポジウムの様子
基調講演 「医療機器開発を巡る最近の状況」
厚生労働省 医政局経済課 高尾 洋之 氏
国内他拠点の活動の状況
左:岡山大学病院・副病院長 新医療研究開発センター 那須 教授
右:九州大学最先端イノベーションセンターセンター長 橋爪 教授
CRIETOについて
左:CRIETO 開発推進部門 部門長 池田 特任教授
右:CRIETO バイオデザイン部門 新妻 先生
総合討論「アカデミア発の医療機器を開発するために、今、何をすべきか」
東北大学開発シーズ紹介
左から:歯学研究科 菅野 先生、医工学研究科 鎌倉 先生、医学系研究科 本間 先生
アカデミックサイエンスユニット(ASU)紹介
コヴィディエン ジャパン 株式会社 一川 氏、ニプロ株式会社 守田 氏
PMDA相談の効果的な利用法
PMDA 医療機器審査第二部長 鈴木 氏
パネルディスカッション「アカデミアから始まる医療機器開発」