東北大学病院臨床研究推進センター

Clinical Research, Innovation and Education Center, Tohoku University Hospital

東北大学病院臨床研究推進センターは、医学系の研究開発をサポートするとともに、基礎研究の成果を臨床の場に実用化する橋渡しをいたします。

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国産医療機器創出促進基盤整備等事業シンポジウム「医療イノベーション 次の10年に向 けて ~真の価値が切り拓く医療機器開発の未来~」を開催しました

11月11日(土)、平成29年度 国産医療機器創出促進基盤整備等事業シンポジウム「医療イノベーション 次の10年に向けて ~真の価値が切り拓く医療機器開発の未来~」を開催しました。
関係者を含めて68名の参加があり、医療機器開発について関係者による講演、ディスカッションを行いました。

 

はじめに、東北大学病院臨床研究推進センター副センター長(東北大学病院副病院長 / 東北大学大学院医学系研究科脳神経外科学分野)冨永悌二 教授から、開会挨拶とCRIETOの紹介をしました。

 

午前の部では、株式会社ディー・エヌ・エー 執行役員 ヘルスケア事業部長 大井潤 氏に「DeNAにおけるヘルスケア事業の展開~ SickケアからHealthケアへ」と題し、健康寿命を延伸する取り組みと今後の展開についてご講演いただきました。
続いて、医療法人 龍志会 IGTクリニック院長 堀信一 氏に「医療現場における機器開発のニーズとシーズ」と題し、自ら開発に携わったご経験とこれからの医療の目指すべき方向についてご講演いただきました。午前の部の最後には「イノベーションの種はなぜ育たないのか~実用化の課題と道すじを探る」をテーマにパネルディスカッションを行い、一石を投じて波を立たせることが必要という意見が出されました。

 

午後の部では、基調講演としてトリプル・ダブリュー・ジャパン株式会社 取締役CTO 九頭龍雄一郎 氏に「DFree開発の裏側~原体験をいかにして製品化し患者様へ届けるか~」と題し、人の尊厳の維持という強いコンセプトで開発に至った経緯とスタートアップとしての取り組みをご講演いただきました。続いて、「現場価値を提供する~潮の目を迎えた今、することとは~」というテーマでパネルディスカッションを行い、バックグラウンドの異なる人達のクロストークが重要という意見が出されました。

 

最後に、「東北大学における人材育成について」と題して、東北大学病院臨床研究推進センター副センター長 兼 開発推進部門 池田浩治 部門長が「CRIETOのご紹介」、および「東京分室と国際部門のご紹介」、当センターバイオデザイン部門 中川敦寛 副部門長は「アカデミック・サイエンス・ユニット(ASU)の取り組み」について講演しました。

 

各セッションを通して、医療イノベーションには何が必要か、これからの日本の医療機器開発について貴重な議論が展開され、盛況のうちに終了しました。

 

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冨永悌二 副センター長

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会場の様子

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株式会社ディー・エヌ・エー 執行役員 ヘルスケア事業部長 大井潤 氏

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医療法人 龍志会 IGTクリニック院長 堀信一 氏

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ディスカッション
「イノベーションの種はなぜ育たないのか~実用化の課題と道すじを探る」

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トリプル・ダブリュー・ジャパン株式会社 取締役CTO 九頭龍雄一郎 氏

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ディスカッション
「現場価値を提供する~潮の目を迎えた今、することとは~」

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副センター長 兼 開発推進部門 池田浩治 部門長

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バイオデザイン部門 中川敦寛 特任准教授

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