東北大学病院臨床研究推進センター

Clinical Research, Innovation and Education Center, Tohoku University Hospital

東北大学病院臨床研究推進センターは、医学系の研究開発をサポートするとともに、基礎研究の成果を臨床の場に実用化する橋渡しをいたします。

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国際部門 特別講演会「The Role of ARO in Drug and Medical Device Development」を開催しました

8月2日(木)に、臨床研究推進センター国際部門特別講演としてDuke University 循環器内科教授であり、Duke Clinical Research Institute (DCRI) eECGコアラボ長及び心血管装置ユニット長であるMitchell Wolfe Krucoff先生に「The Role of ARO in Drug and Medical Device Development」と題しご講演いただきました。

 

DCRIは1,200名を超えるスタッフから成る世界最大規模のAROです。Krucoff先生はDCRI創設当初より中心的な役割を担っており、その立場からDCRIの変遷やAROとしてあるべき姿、Harmonization By Doing(HBD)等についてご講演いただきました。

 

革新的な臨床研究を通して世界中の患者のケアを改善する知識を深め共有することを使命とするDCRIは30年を経て世界最大規模のAROへと発展しました。その発展の要因となったのは、ビジョンあるリーダーシップ、産官学問わず国内外の様々な業種によるコラボレーション、アイディア(creativity)と現実とのバランスであり、DCRIが実際にどのように組織運営しているか等を伺うことができ、非常に参考となりました。また、IT技術を活用した医療データ収集、HBDにおける日米の産官学による取り組みや重要性についても、ご講演いただきました。

 

質疑応答では、企業の研究に対する意欲をいかに高めるか、また日本での医療データ収集方法についてアドバイスいただき、DCRIが成功している要因についても更にお話しいただき、閉会となりました。

 

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Mitchell Wolfe Krucoff先生 講演の様子
集合写真:左から、開発推進部門 池田部門長、Mitchell Wolfe Krucoff先生、
下川センター長、国際部門 鈴木部門長

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