東北大学病院臨床研究推進センター

Clinical Research, Innovation and Education Center, Tohoku University Hospital

東北大学病院臨床研究推進センターは、医学系の研究開発をサポートするとともに、基礎研究の成果を臨床の場に実用化する橋渡しをいたします。

フォントサイズ変更

酒向正春氏講演会「脳卒中リハビリテーションと社会参加ができる街づくり 健康医療福祉都市構想」を開催しました

9月27日(水)に、平成29年度地域中核企業創出・支援事業、東北地域医工連携事業化ネットワーク事業の一環として、大泉学園複合施設施設長の酒向正春先生にご講演いただきました。

 

脳に障害を負った重症の患者さんの人間力を回復させるためには、急性期には廃用予防のリハビリ、回復期には攻めのリハビリ(患者さんの能力を最大限引き出す)、慢性期にはタウンリハビリ(家に閉じこもらずに街に出て社会参加する)が重要とお話いただきました。
また、退院した患者さんが社会参加できる街づくりとして、24時間安心安全快適に散歩ができる「初台ヘルシーロード」の実現、二子玉川駅周辺の歩行と憩いの環境整備、練馬区大泉学園での複合施設の設立に携わられたことをご紹介いただき、「いま、この地域には何がないか」に目を向けることが大切であり、リハビリは医療だけではなく、街全体で担うものと、貴重なお話をいただきました。

 

講演に先立ち、学生さん、医療従事者のみなさんと意見交換の場をいただき、そして講演会では85名の聴講者が参加しました。
チーム医療を支えるために、どのような取り組みが有効か?との質問に、「リハビリはかっこいい!とアピールすることが大切、スタッフが生き生きしていることが患者さんをも回復させていく」と深く、熱いメッセージをいただき、私たちも頑張ろうと勇気づけられる、活発で素晴らしいセミナーとなりました。

 

20170928-01

酒向正春 先生

 

20170928-02

ページTOPへ戻ります