11月5日（土）、平成28年度 国産医療機器創出促進基盤整備等事業シンポジウム「Valueベースのイノベーションの実現に向けて ～インパクトを起こす人材育成、そして医療機器開発に必要なもの～」を開催しました。

関係者を含めて全国から約60名の参加がありました。シンポジウムでは、国内外の医療機器開発について関係者による講演、ディスカッションを行いました。

 

午前の部では、米シリコンバレーで働く、世界的なソフトウェア会社 SAP Labs, LLC グローバルイノベーションオフィス プリンシパル 小松原威 氏に「イノベーションを起こすためにドイツ企業がシリコンバレーで学んだ大切なこと」をテーマに、続いて、朝日インテック株式会社 代表取締役社長 宮田昌彦 氏に「イノベーションを日本から世界に発信する」をテーマに、それぞれの企業のイノベーションへの取り組み、これからの展望など、国内外でのイノベーションへのアプローチ方法の違いなどご講演いただきました。午前の部の最後には「イノベーションの原点：コアカスタマーを絞り、共感してもらえる価値について考える」をテーマにラウンドテーブルディスカッションを行いました。

 

午後の部では基調講演として米スタンフォード大学 バイオデザインプログラム 池野文昭 氏に「オープンイノベーションによる医療機器開発」と題して講演いただきました。続いて、「オープンイノベーションは日本に定着できるのか？」というテーマでラウンドテーブルディスカッションを行いました。続いて、「東北大学における人材育成について」と題して、東北大学大学院医学系研究科 循環器内科学分野 東北大学東北メディカル・メガバンク機構 進藤智彦 助教が「Japan Biodesign Programについて」、当センターバイオデザイン部門 中川敦寛 副部門長は「アカデミック・サイエンス・ユニット（ASU）の取り組み」、当センター 開発推進部門 池田浩治 部門長が「人材育成講座のご紹介」について講演しました。最後には当センター副センター長（東北大学病院 副院長 / 東北大学大学院医学系研究科脳神経外科学分野）冨永悌二 教授を座長に「イノベーションを患者に届けるために必要なこと」をテーマにディスカッションを行いました。

 

各セッションを通して、日本の医療機器開発に必要なイノベーションと人材育成について貴重な議論が展開され、盛況のうちに終了しました。

 

開会挨拶の様子　開発推進部門 池田浩治 部門長

 

SAP Labs, LLC グローバルイノベーションオフィス プリンシパル 小松原威 氏

 

朝日インテック株式会社 代表取締役社長 宮田昌彦 氏

 

ラウンドテーブルディスカッション1
左から、CRIETO開発推進部門 客員教授 中崎知道 氏、
日本医療機器テクノロジー協会 (MTJAPAN) 三澤裕 氏、
九州大学 ARO次世代医療センター 杉山大介 氏、
スタンフォード大学バイオデザインプログラム 池野文昭 氏
座長：CRIETOバイオデザイン部門 中川敦寛 副部門長

 

スタンフォード大学バイオデザインプログラム 池野文昭 氏

 

ラウンドテーブルディスカッション2
左から、東北大学大学院医学系研究科 循環器内科学分野 東北大学東北メディカル・メガバンク機構 進藤智彦 助教、
九州大学 ARO次世代医療センター 杉山大介 氏、
日本医療機器テクノロジー協会 (MTJAPAN) 三澤裕 氏、
CRIETO開発推進部門 客員教授 土井功夫 氏
スタンフォード大学バイオデザインプログラム 池野文昭 氏
座長：CRIETO開発推進部門  池田浩治 部門長

 

東北大学大学院医学系研究科 循環器内科学分野
東北大学東北メディカル・メガバンク機構 進藤智彦 助教

 

CRIETOバイオデザイン部門 中川敦彦 副部門長

 

CRIETO開発推進部門 池田浩治 部門長

 

ラウンドテーブルディスカッション3
左から、CRIETO開発推進部門  池田浩治 部門長、
CRIETO開発推進部門 客員教授 中崎知道 氏、
CRIETO開発推進部門 客員教授 土井功夫 氏、
スタンフォード大学バイオデザインプログラム 池野文昭 氏
座長：CRIETO  冨永悌二 副センター長

 

閉会挨拶の様子　CRIETO 冨永悌二 副センター長